個人型確定拠出年金「iDeCo」の所得控除の申請方法と確認の仕方!

個人型確定拠出年金「iDeCo」の大きなメリットの一つである「掛金の全額所得控除」の恩恵を受ける為には、年に一度、自身で申請する必要があります。申請をすると「所得税と住民税がそれぞれ減税されます!

申請方法は、主に自営業の方が対象となる「確定申告」と、会社員の方が対象となる「年末調整」の2つです。ここでは、それぞれの申請方法と、実際に控除されたかどうかを確認する方法をお伝えします!毎年忘れず申請すると、60歳迄には、かなりの金額が減税されるはずですので、申請方法をしっかりおさえておきましょう!

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控除証明書

毎年10月以降、確定拠出年金の実施主体である「国民年金基金連合会」から「小規模企業共済等掛金払込証明書」が送付されます。この証明書は、控除申請をする時に必ず必要になりますので、紛失しないようしっかりと保管しておきましょう!

確定申告

個人事業主自営業の方は、確定申告をする必要があります。確定申告の書類にはいくつか種類がありますが、ここでは、「申告書B」を例にして説明します。(第一表&第二表参照)

〈第一表〉
下記が、申告書の「第一表」です。(国税庁HPより)

上記申告書の「⑬小規模企業共済等掛金控除」の欄に申告額を記入します。申告額は、控除証明書に記載されている1年間の拠出金額になります。

〈第二表〉
下記が、申告書の「第二表」です。(国税庁HPより)


 第一表と同様、上記申告書の「⑬小規模企業共済等掛金控除」の欄に申告額を記入します。

年末調整

サラリーマンの方は、勤務先の企業へ提出する「年末調整の用紙」(給与所得者の保険料控除及び配偶者特別控除の申告)に記入して申請します。確定申告をされる方と同様、「小規模企業共済等掛金控除」の欄に記入します。(図1参照)

〈図1〉「給与所得者の保険料控除及び配偶者特別控除の申告」(国税庁HPより)
下記は、勤務先へ提出する「年末調整の用紙」の右下部分です。

  上記図の「小規模企業共済等掛金控除」の真ん中の欄「個人型または企業型年金加入者掛金」に申告額を記入します。申告額は、控除証明書に記載されている1年間の拠出金額になります。

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控除の確認方法!

申告した金額が、実際に控除されているかどうかは、「給与所得の源泉徴収票」(図2参照)と「市民税・県民税税額(納税)決定通知書」(図4参照)で、それぞれ確認することができます!

「給与所得の源泉徴収票」

〈図2〉
下記は「給与所得の源泉徴収票」です。(国税庁HPより)

赤い枠「社会保険料等の金額」欄の上段にある「」金額が「小規模企業共済等掛金」の控除額になります。下段は、社会保険料と小規模企業共済の合計金額になります。所得税の還付金額は、「控除額×所得税率」で計算します。(図3参照)

〈図3〉 所得税の税額表(国税庁HPより)
下記は、課税所得金額に応じた税率がわかる表です。

税率は、所得が一番低い人で5%、一番高い人で45%になります。例えば、控除額が27万円で税率が5%の人の場合は、1万3500円(27万×5%)の所得税が還付されることになります。

「市民税・県民税税額(納税)決定通知書」

所得税は還付されますが、住民税は「翌年に支払う分が減税」されます。毎年6月頃に送られてくる「市民税・県民税税額(納税)決定通知書」で、控除されているかを確認することができます。通知書の「所得控除額」の項目の「小規模企業共済」の欄に記載されている金額が控除額になります。住民税は「課税所得×10%」で計算しますので、「減税額=控除額×10%」になります!

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まとめ

  • 所得控除の申請方法には、「確定申告」と「年末調整」の2種類があり、各申請用紙の「小規模企業共済等掛金控除」の欄に、申告額を記入して提出する。
  • 実際に控除されたかどうかは、「源泉徴収票」と「市民税・県民税税額(納税)決定通知書」で確認することができる!

個人型確定拠出年金「iDeCo」の大きなメリットである「所得控除」を受ける為には、毎年、自身で申請する必要があります。面倒に感じるかもしれませんが、この手続きを忘れると減税されませんので、忘れずに手続きをして下さいね!減税分は、翌年の掛金に使うのも良し、旅行に使うのも良し、毎年何に使うかを楽しみに計画するのも良いかと思います!

【補足】掛金を企業からの給与天引きで支払っている方、収入の無い方(専業主婦など)、収入が課税対象金額に満たない方は、申請する必要はないです。

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